EtherPadをやっとこさインストールして動かしてみる。


まえがき

GoogleCodeはっつ挑戦ーーー!


前々から気になっていた、オンラインでリアルタイムに同期するエディタ「EtherPad」
EtherPadの概要はこちら。

同様のサービスはこちらでも公開されていて、試すことができます。

やっとEtherPadをローカルで動かしてみました。
とは言うものも、自分はオープンソースプロジェクトに参加したことはおろか、
ソフトウェアのビルドですらしたことがないので、できるかちょっと不安だったのですが
公式のWikiとわかり易く解説されてたサイトがあったので、やっとこさインストールできました。


かなり適当なメモですが、EtherPadに関する資料もそんなに公開されてないので
参考になることを祈って記載。



※7/10追記。
調べてみると、EtherPadのインストールチュートリアル的なページを発見。
英文ですが、英語が分からなくても、日本語の自分の記事より分かりやすく、スムーズな流れでインストール方法が
書かれていると思います(笑 コンフィグの方法も書いてあるし。。。
* Installing Etherpad - PAULEIRA!
o http://pauleira.com/13/installing-etherpad/

その他EtherPadの追記は、私の日記「俗・EtherPad」にて公開中です。

とりあえずソースコードを入手。

とりあえずは、EtherPadのプロジェクトページを開いて


上のタブからSourceを選択。
したらば、「Get a local copy of the etherpad repository with this command」
とある下の


「hg clone https://etherpad.googlecode.com/hg/ etherpad」


をターミナルで叩きましょう。もしかしたらUbuntuさんが「必要なアプリケーションがはいっとらんよー」
と言ってくるかもしれないので、ターミナルに表示された指示に沿ってsudo apt-get install.



うまくいくと、コマンドを実行したディレクトリにソースコードのコピーが配置されます。
これでソースコードの入手は完了。素晴らしいですね。

とりあえず、Wikiを読んでみる。

インストールについて解説してある公式Wikiはこちらです。

とりあえず、書いてあることを読んでみると、


必要なものを揃えよう。

とりあえず、導入したてのマシンなので、ScalaJavaをインストール。
Scalaは/usr/local にインストールする必要があるらしく
(Ubunuだと/usr/share/以下でいいみたい)

  1. ScalaUbuntuにインストール-Clojureで行こう
    1. http://ctrkode-clojure.blogspot.com/2009/05/scalaubuntu.html

を参考にインストール。



続いてJDKのインストール



$sudo apt-get install sun-java-6-jdk



java-6-sunがインストールされる。



続いて、mysql-connector jarのインストール
$sudo apt-get install libmysql-java



で無事インストールが完了。らくちん。



mySQLのインストール、設定がまだ完了していない場合は
こちらを参考にインストール。

これで、ひとまずは準備完了。あとはパスを通してビルドして実行する。



パスを通そう


GoogleCodeのWikiにもパスの通し方は乗っていたのですが、
こちらのサイトの環境が自分のものにとても近かったので、参考にしつつ
パスを通してみる。

書いてあるパスを参考にパスを通す。
ちなみに自分の環境(Ubuntu 9.10)だとこんな感じ。


export MYSQL_CONNECTOR_JAR="/usr/share/java/mysql-connector-java.jar"
export JAVA_HOME="/usr/lib/jvm/java-6-sun"
export SCALA_HOME="/usr/share/scala"
export JAVA="$JAVA_HOME/bin/jar"
export SCALA="$SCALA_HOME/bin/scala"
export PATH="/usr/share/scala/bin:$PATH"
export PATH="/usr/lib/jvm/java-6-sun-1.6.0.20/bin/:$PATH"
export MYSQL_CONNECTOR_JAR="/usr/share/java/mysql-connector-java.jar"

いざっ、コンパイル

ここから、実際にWikiを参考にスクリプトを走らせて
実際にデータベースの設定とコンパイルを実行させます。

  1. まず、最初の手順で落としたコードのディレクトリに移動。
  2. /落としたコードのあるディレクトリ/trunk/etherpad/に移動
  3. $sudo bin/setup-mysql-db.sh     を実行

が、なぜか上手く動かない。どうやらパスが上手く通っていない
(というか、スクリプト中でだけうまく出力できていない)
ようだったので、無理やり書き換えることに。
「setup-mysql-db.sh」を開き「${mysql} -u root 」となっている行を
mysql -u root -p」に書き換え。(自分の設定ではパスワードを設定しないと怒られるので)



同様に次の工程で呼び出されるパスの必要なスクリプトにも「無理やり」パスを通すことに。
$/(中略)/trunk/infrastructure/bin/makejar.sh
emacs等のエディタで開き、

上記で設定したパスの代入文



MYSQL_CONNECTOR_JAR="/usr/share/java/mysql-connector-java.jar"
JAVA_HOME="/usr/lib/jvm/java-6-sun"
SCALA_HOME="/usr/share/scala"
JAVA="$JAVA_HOME/bin/jar"
SCALA="$SCALA_HOME/bin/scala"
PATH="/usr/share/scala/bin:$PATH"
PATH="/usr/lib/jvm/java-6-sun-1.6.0.20/bin/:$PATH"
MYSQL_CONNECTOR_JAR="/usr/share/java/mysql-connector-java.jar"



をそのままソースの最初の方にコピペ。

で、再度/(中略)/trunk/etherpad/ディレクトリに戻り、


$sudo bin/setup-mysql-db.sh



無事完了したらば、続けて



$sudo bin/rebuildjar.sh



しばらく待つとコンパイルが完了するはず。
(正直、こんな適当なパスの通し方で完了するとは思わなかったけど。。。)


動かしてみようー!

コンパイルが完了したら


$sudo bin/run-local.sh


を/(中略)/trunk/etherpad/ディレクトリで実行する。
そしたら、なにやら起動が始まると思うので、落ち着いた頃にブラウザで


http://localhost:9000/


にアクセス。青色ボタンのノート生成ページが表示されて、クリックすると
一番最初に載せたようなエディタが起動したら無事成功というわけでござるー。
終了するときは動いてるターミナルに、Ctrl + Cでセーフティに終了してくれるはずです。

お疲れ様でした!